鼻の粘膜で起こるアレルギー反応で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が反復して起こるのが特徴です。
アレルギー性鼻炎には主として「通年性」と「季節性」があり、後者の代表的なものに花粉症があります。空気が乾燥したり、温度差によってアレルギー症状がでることもあります。
アレルギー性鼻炎の原因となる抗原はたくさんありますが、特にダニ、ハウスダスト、カビなどが有名です。
また家族性があり、喘息やアトピーといった他のアレルギー疾患の合併があることが多いです。
アレルギー症状を起こし続けると、特に自律神経の関与で起こる「モーニングアタック」と呼ばれる朝方のくしゃみと鼻づまりが起こります。アレルゲンを吸い込まないためには、室内ではこまめに掃除、換気を行うことが大切です。カビは浴室、洗面所、台所などの水回り、押入れ、畳などの湿気の多いところに発生しますので、特に気をつけます。エアコンや加湿器・除湿器も定期クリーニングが必要です。
黄砂やペットの毛によるアレルギーも近年増えていますので、注意が必要です。
原因は食生活や住環境の変化により、アレルギー体質の人が増加していることや、大気汚染など様々な要因が考えられています。
また当院ではアレルギーの原因を特定するための血液中の特異的IgEの測定も行っています。
名古屋市港区港栄4丁目3-5