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朝起きるのがとても苦手で、学校に遅刻したりお休みをしてしまう、けれどもお昼頃には元気になっている。よく立ちくらみ、めまいを訴える、疲れやすい。そんなお子さんは、怠けているわけではなく起立性調節障害という病気かもしれません。

起立性調節障害は、自律神経による心拍数や血圧の調節が上手にできないことが主な原因と言われています。発症や経過には遺伝的な要因、自律神経の働き、生活習慣、ストレスなどが大きく影響していると言われています。

起立性調節障害と診断されたら、病気を正しく理解し、生活の中で以下のようなことに気をつけます。

・早寝早起き

・日中はだるくても横にならない

・暑気を避け、つとめて水分や塩分を摂取する

・立ち上がるときゆっくり立ち上がる、立っているとき足踏みをしたり両足をクロスさせる、立ちくらみがしたらすぐにしゃがむ

・適度な運動を行う

 

それでも日常の生活で困る症状があるときは、血圧調節を助けるお薬を使用します。

お薬の効果がでるまでには数週間かかることもあるので、根気強く治療することが大切です。

 めまいや立ちくらみ、だるくて朝起きられない、などの症状でお困りの方は一度ご相談にいらしてください。

 

                                         安藤

 

 

卵アレルギーのお子さんにワクチンを打ってアレルギー症状が出ないか不安に思っておられる保護者のかたも多いのではないかと思います。

ワクチンの作り方から、ワクチンに卵の成分が含まれていると考えられるワクチンは、麻しんワクチン(お子さんは麻しん・風しん混合ワクチンとして接種します)、ムンプスワクチン、インフルエンザワクチン、黄熱ワクチン(黄熱ワクチンは海外渡航などで必要になった方だけが接種するワクチン)です。

結論から言いますと、麻しんワクチン、ムンプスワクチン、インフルエンザワクチンいずれも卵アレルギーのお子さんでも接種可能です。

卵アレルギーのお子さんがワクチン接種でアナフィラキシー(全身性の強いアレルギー症状)を起こすオボアルブミン(卵のタンパク)量は1回の接種で600ng以上と言われています。

一方、麻しんワクチン、ムンプスワクチン、インフルエンザワクチンに含まれるオボアルブミン量は麻しんワクチンやムンプスワクチンは1ng/ml以下、インフルエンザワクチンは10ng/ml以下(※1、※2)と非常に微量です。例えば3歳以上のお子さんのインフルエンザワクチンは1回に0.5ml接種しますので、多く見積もっても1回に体に入るオボアルブミンは5ngで、全身のアレルギー症状が出る可能性のある量の100分の1以下です。麻しん・風しんワクチンやムンプスワクチンに含まれる卵の成分はそれよりも少ないわけですから、もちろん卵アレルギーでも接種可能です。

※1日本のインフルエンザワクチンに含まれるオボアルブミン量は最近では1ng/ml以下とさらに減っています。

※2欧米のインフルエンザワクチンは卵の成分を多く含みます(オボアルブミン:20〜1200ng/ml)ので、卵アレルギーのお子さんが海外で接種するときは注意してください。 

以上のことから当院では、卵を食べたことが無い乳児でも、卵アレルギーのあるお子さんでも、インフルエンザワクチン、麻しん・風しんワクチン、ムンプスワクチン接種は通常通り行って問題ないと考えています。

※重度の卵アレルギーの患者さま(卵そのものも加工品も一切食べておらず、極微量で強い全身症状がでるような患者さま)で、当院がかかりつけでない場合は念のためかかりつけ医にワクチン接種についてご確認いただくようにお願いいたします。

ワクチン接種について、ご不安な点などありましたらご相談ください。

 

参考

庵原 俊昭:基礎疾患をもつ人への予防接種 日本小児アレルギー学会誌 第24巻第2号193〜202,2010 

 

安藤

 

開院4年目を迎えて

2017年10月10日

102日で、開院4年目を迎えました。

最初は無我夢中で、皆さまのお困りのことの役立てるよう日々を過ごしておりましたが、

急な発熱、喘息やアレルギー、育児の悩みでお困りのお父様、お母様のお話

をお伺いし、また土曜日の待ち時間や基幹病院にご紹介する患者様がおみえになることを

知り、土曜日の2名医師による診察、また平日は子育て中の女性医師の診察を開始いたしました。

また聞こえが悪い方の補聴器の装用なども時間を拡大し行っております。

色々な方々の協力あってのクリニック運営と改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

また待ち時間や行き違いによる不手際などで、ご迷惑をおかけしたこともあり、

まだまだ反省や改善もしてゆかなければと日々考えております。

今後もスタッフともに、日々勉強し、精進してゆきたいと思っておりますので、今後とも

よろしくお願いいたします。

荒木

 

 

 妊婦がインフルエンザにかかると重症化しやすいことが知られています。

国立感染症研究所は、妊婦にインフルエンザワクチンを接種した場合に母体に特別な副反応の報告はなく、胎児に異常が出る確率が高くなるというデータもない、と報告しています。また、インフルエンザワクチンを妊娠後期に接種した妊婦のお子さんは接種していない妊婦のお子さんに比べて生後6か月までインフルエンザにかかりにくいという報告もあり、妊婦へのインフルエンザワクチン接種は妊婦と生まれてくる赤ちゃんの2人に利益がある可能性があります。

 

 以上のことから、当院では産科でインフルエンザワクチン接種を許可された妊婦さんには、妊娠全期間のいつでもインフルエンザワクチン接種を行っています。

 

 また、授乳婦にインフルエンザワクチンを接種しても乳児に悪影響はありませんので、ご希望の授乳婦の方にインフルエンザワクチン接種を行っています。

 

インフルエンザワクチン接種をご希望の妊婦さん、授乳婦さんは、当院受付かWEBでご予約ください。 

 

参考:産婦人科診療ガイドラインー産科編 2014           

安藤

 

インフルエンザワクチンは生後6か月から接種することができます。

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールにも生後6か月からの接種が明記されています。

 

ではなぜ1歳未満のお子さんのインフルエンザワクチンを接種しない病院があるのでしょうか。それは1歳未満の子にインフルエンザワクチンを2回予防接種したとしても、大きいお子さんに比べてワクチンの効果が低いことが知られているからです(もちろん全く効果がないわけではありません)。

 

一方、インフルエンザワクチンは乳幼児(6か月〜6歳)の重症化予防に有効という報告があったり、1歳未満でインフルエンザワクチンを接種しておくと次の年にインフルエンザワクチンを打ったときに予防接種の効果が高まる可能性もあると言われています(1年前のインフルエンザワクチンによる免疫が呼び覚まされるため)。

 

当院では1歳未満のお子さんのインフルエンザワクチンについてご相談を受けた際は「保育園など集団生活に入っている子、インフルエンザ流後期に大勢の人に接触する機会が避けられないなど感染のリスクが高い子、そうでなくても安全いきたいとお考えなら接種をおすすめします」とお話しています。

 

いずれにせよ、1歳未満のお子さんのインフルエンザ予防には同居する家族がインフルエンザにかからないことが大切です。家族のみなさんが予防接種をしたり流行期に出歩かない、など気をつけて、赤ちゃんに移さないことが重要です。

 

参考:予防接種Q&A 小児内科2013 vol45増刊号(p537-538) 

   厚生労働省 インフルエンザQ&A                                           

                                                                                                                                                                                                                 安藤

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