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花粉症レター(2021年)

2021年1月22日
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今年も花粉症の時期がやってきました。

さて、今年の花粉症飛散予測は、例年よりはやや少なめで、昨年より多めです。

マスクをしていて症状が悪化しないかと思いきや、日常的に換気を行っているので

室内に花粉が入り込んできます。                                                              

 

でも今年は、花粉症対策よりも感染対策を優先して、換気をお願いしたいです!

 

当院でも12月ごろから、「花粉症が始まりましたか?」という質問が例年より多い上に、

鼻の中の所見はアレルギーっぽく、鼻水にすでにアレルギーの細胞が出ている方もおみえになります。実は、スギは11月ごろから少量飛散しているのです。

さてお薬を飲み始める時期は?

少しでも症状が出てきたとき

症状が出なくても、花粉飛散予測日の1週間前から。                               (バレンタインデーの頃と覚えておいてください!)

当院では、花粉症の治療は、3段階で行っています。                                

①抗ヒスタミン剤(ルパフィン、ザイザル、アレサガ、デザレックス、ビラノア、タリオン、アレロックなど)       →くしゃみ、鼻水、皮膚の痒みを抑えます。                                       ②抗ロイコトリエン薬(キプレス、シングレア、オノンなど)                            →鼻詰まり、気道の過敏性、咳、喘息を抑えます。                                 ③点鼻薬(ナゾネックス、エリザス、アラミストなど)→使い続けることで鼻水、鼻詰まりを改善します。(市販の点鼻薬のように急に鼻詰まりは取れません。)

初期療法としては①から使用するのがお勧めです。

喘息、咳喘息をお持ちの方は②からでもよいでしょう。

 

治療のポイント

早めに使う!

自分にとって必要な量を遠慮なくしっかり使い、症状がでないようにする!

(すごく症状が出てからお薬を使うと沢山使わなくてはいけない上に抑えにくいです)

症状が完全におさまってしばらくしてから減量する!

点鼻薬や目薬は症状が出ても出なくても決められた回数を使う!

 

感染対策をしながら、上手に乗り越えたいですね。 文責:荒木

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