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カテゴリ「耳・鼻」のブログ記事

皆様いかがお過ごしでしょうか。

赤ちゃんの耳漏について、今日はお話します。

赤ちゃんのお耳が臭う、黄色い汁がついているときがあるかと思います。

原因の多くは、一つ目は急性外耳道炎、2つ目は急性中耳炎です。

外耳炎は、見た目以上に皮脂の分泌なさかんな赤ちゃんが、寝るときの向きによって、外耳道の換気が

悪くなり、炎症を起こして臭います。

また授乳の後の吐き戻しやミルクが耳に垂れてしまい、そのままこもって感染源になります。

頸が座って、動き始めて、ゴロゴロしながら寝るようになると治ってくることが多いです。

急性中耳炎は、風邪が先行し、鼻水、咳、発熱の症状がある時は、元々空気が入っている中耳に膿や鼻水がたまり、

鼓膜が圧力に負けて破れてしまい膿が出てきます。

どちらも、膿がたまっている外耳道を生理的食塩水で洗浄し、抗菌剤の入った点耳薬をさし、状況によっては

抗菌剤を服用して、治るまで処置を行ってゆきます。1週間から3週間程度で治ることが多いです。

お耳の中は診ないとわからなことも多いので、汁が出たり、臭ったりと気になる症状が出てきたら

一度受診をお勧めいたします。

指しゃぶりのイラスト(女の子)

文責 荒木

暑くなってくると、増えてくるのが、外耳炎、外耳道真菌症(カビ)です。

そもそも日本人は耳かきが好きな国民で、諸外国では、耳かきの習慣は日本ほどないようで、軟らかい耳の方が多いため、耳垢は洗い流して除去するのが一般的な国もあります。

 

夏場になると、湿気、汗が多くなり、雑菌がわきやすい状態になります。

そこでもともと耳かきがお好きな方が、いつも使用している耳かき(雑菌が沢山 ついています)を使用して、掻きすぎてしまうと、炎症になり、外耳炎へと移行します。

またバリア機能が低下した外耳道では、もともと閉鎖的な空間であるため、真菌(カビ)が

繁殖することもあります。

糖尿病やステロイドなどの免疫系に関わるご病気をお持ちの方や治療薬を内服中の方は、特になりやすい傾向にあります。

 

おかしいな、なかなか治らないなと思ったら、まずは触るのをやめて、耳のチェックをしましょう。

外耳炎や外耳道真菌症(カビ)の方は、抗菌剤、抗真菌剤などを使用しつつ、洗う処置も加えながら治療しています。

 

文責:荒木幸絵

小学生の耳や鼻の病気に気を付けて (小学生新聞より)

 

花粉がそろそろ飛び始めました。

敏感な方は、すでに症状が出現しており、花粉症持ちの私も飲み薬を開始しました。

 

さて東京有明こどもクリニックの小暮先生の記事が、小学生新聞で紹介されています。

 

 

 

 

 

 

小暮先生は、病気を治すだけではなく、予防や病児保育、子供たちの関わる環境、保護者の方への啓蒙活動など、日々ご活躍され、私が尊敬している小児科の先生です。

 

私も小学校、中学校の耳鼻咽喉科の校医をしておりますが、やはり花粉症を含めた

アレルギー性鼻炎の児童が増加しております。

 

 

 

 

 

 

アレルギーの病気は、抑える、接触しないようにするなどバランスを取れた治療、生活が

必要になります。

また校医の前の保健委員会では、検診の前に、耳垢を取ってきてもらうことをお願いしています。鼓膜が観察できると再度病院に行く手間が省けます。

 

難聴には、流行性耳下腺炎(おたふく)が原因であったり、最近はゲーム、音楽をイヤホンで大きな音で聴いたりすることが原因のこともあります。

 

耳や鼻の病気のことはもちろん、すべての人達が健康で豊かな人生を送れるよう色々な

情報を提供できたらといつも考えております。

 

 

 

 

 

 

最近では、愛知県や三重県でも風疹、麻疹の患者さんがおられました。

お子さんや妊婦さん、これから生まれてくるすべての赤ちゃんのために、MRワクチン(麻疹風疹ワクチン)を接種しましょう。年長さんは忘れずに!!

 

下記に小暮先生の記事を紹介させて頂きますので、ご一読くださいね。

 

文責:荒木

 

 

お子さんの鼻づまり

2018年8月4日
 カテゴリー:

 

 

風邪やアレルギー、副鼻腔炎の時ですが、特に夜に鼻詰まりでお困りの親御さん、お子さん

が多いのではないでしょうか?

 

自宅での鼻吸い、鼻かみなど工夫していただいておりますが、なかなか夜寝付けない、

鼻水がのどにおりてきて咳が出てしまうときなどは、お薬が残っていても、当院では

鼻水を吸って、吸入しております。

夜の鼻詰まりの原因になる場所は、自宅での鼻吸い、鼻かみでなかなか取り切れないことも

多いです。

細いシリコン製の吸引の道具を使って、上咽頭と呼ばれる鼻とのどの間の場所

まで吸っていますので、またお声かけくださいね。

お子さんはとても嫌がりますが、一度スッキリとした感覚を覚えると

我慢して処置してくれることも多いです。

またシリコン製の柔らかいチューブなので、気持ちが悪い感覚がありますが、痛みは見た感じ程はありません。

また乳児、幼児のお子さんは麻黄湯という鼻詰まりに効果のある漢方を併用

することもあります。漢方は飲み始めたら飲めるお子さんも多いので、またお尋ね下さいね。

 

おたふくかぜによる難聴

2018年8月4日
 カテゴリー:

 

 

おたふくかぜというと耳の下がパンパンに腫れて、熱が出て、幼少期に皆がかかる病気と思われる方も多いと思います。

今、日本小児科学会はおたふくかぜの予防のために2回(通常1歳と年長)のワクチン接種を勧めています。

今でも感染しあえばより強い免疫ができると思い、意図的に感染させようとする方がおみえになりますが、それはおすすめできません。

おたふくかぜの合併症として、髄膜炎、精巣炎がよく知られていますが、成長した後に気が付かれる原因不明の難聴は、おたふくかぜにかかったことが原因のこともあります。

日本耳鼻咽喉科学会では、おたふくによる難聴の調査を行い、2015~2016年の2年間に300人以上の発症の調査結果を報告しています。

 

 

今回の調査では、学童のお子さんだけでなく、20代から30代の子育て世代の方の発症も多く、お子さんからの感染と考えられています。

片側だけでなく、両側の難聴になる方、平衡機能障害も一緒に起こる方もみえ、また難聴の程度は治療したにも関わらず、高度な後遺症が残ることも多いです。

おたふくかぜにかかった前後に、めまい、嘔吐、吐き気を伴う場合は、おたふくによる難聴の可能性も考えて、耳の状態について診察を受けましょう。

また片側の難聴では、日常生活に支障がないため、お子さんでは難聴に気が付かれずに経過することもあります。

予防できる病気ですので、水痘同様に積極的な接種を勧めています。

当院では自費で2回目の接種を行っていますので、ご希望の方はお尋ねください。

 

文責 耳鼻咽喉科 荒木

 

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