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2018年6月のブログ記事

夜中の急な耳の痛み

2018年6月29日
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夜中の急な耳の痛み

 

 

 

お風邪の前後にお子さんが急に耳が痛いと言い出したら・・・

 

前後に鼻水を伴う症状があったり、発熱、不機嫌などの症状があったら

 

急性中耳炎の可能性があります。

 

痛みは夜中に悪化することも多く、親御さんは心配になり救急外来に受診されることも多いです。

 

 

しかし夜中に耳鼻咽喉科医の診察が受けられる病院は残念ながら

 

少なく、鎮痛剤にて帰宅、翌日受診になることも多いです。

 

自宅に以前処方された解熱剤が残っていたら、使用して経過をみることも

 

良いかと思います。ただし、量や期限はご確認ください。

 

翌日は必ず、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

 

痛みが引くと、鼓膜の状態を診なければ判断がつかないことも多く、

 

滲出性中耳炎に移行することもあります。

 

途中から自覚症状はなくなり、大人であれば耳が塞がった感じが残るの

 

ですが、お子さんは訴えなくなります。

 

また一度診断されたら、しっかりと治ったことを確認してもらうまで

 

通院することをお勧めします。

 

 

 

おうちの方が救急事態と判断したら・・・

 

日曜、祝日、年末年始は名古屋市医師会急病センターで耳鼻咽喉科医の当番医が

 

診察を行っております。

 

私も年に数回出務しており、名古屋市内の耳鼻咽喉科医

 

が輪番で診察をしております。下記をご参照ください。

 

http://ishikai.nagoya/kyubyo/

 

 

 

文責:荒木幸絵

 

 

 

子どもの夜泣きの漢方治療

2018年6月29日
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子供の夜泣きの漢方治療

 

夜泣きで困ったり、赤ちゃんの疳が強くて、悩んでしまったり・・・

と日々悩んでみえるお母さんも多いと思います。

産後や育児中は孤軍奮闘で、疲れも溜まって、お互いイライラしてしまうことも

多いですよね。

またお母さんは、めまい、ふらつき、肩こり、頭痛などの症状や

お子さんから風邪をもらいやすく、体調を崩しやすい時期です。

当院では、漢方治療も積極的に取り入れています。

お子さんには、抑肝散や甘麦大そう贈湯、お母さんは体質に合わせてお子さんと同じ漢方を同時に服用していただいたり、加味逍遙散、当帰芍薬散など血の道を整える作用のある漢方を処方しています。

育児中は、この状態がずっと続くのではと思ってしまいますが、時が解決しますので、

いつでもご相談くださいね。

 

文責:荒木幸絵

 

睡眠時無呼吸症候群について

2018年6月29日
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日中眠気を感じる 夜間睡眠中にご家族にいびきや無呼吸を指摘される 起床時の爽快感の欠如 などの症状を感じられることはないですか?

 

原因として、お子様の場合には扁桃肥大が多いですが、成人の場合には肥満、鼻閉、飲酒・喫煙の影響、小顎などがあります。睡眠中に呼吸の通り道が狭くなるといびきをかき、さらに悪化し閉塞すると呼吸がとまってしまいます。

睡眠中のいびき、無呼吸にともない睡眠の質がおちると眠気、疲労、自律神経障害などをもたらします。

 

症状を伴い、検査にて睡眠1時間あたりに無呼吸・低呼吸が5回以上の場合、睡眠時無呼吸症候群 と診断されます。

 

なお症状を伴わなくても 睡眠時1時間あたりの無呼吸・低呼吸が15回以上でも睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

 

 

睡眠時無呼吸症候群は、いびきや無呼吸、日中の眠気といった症状だけでなく、高血圧、高脂血症、糖尿病 および 心筋梗塞や不整脈、脳梗塞 を合併しやすいことに注目しなければなりません。そのためたかがいびき と思わず、診察・検査をうけ必要に応じて 治療をされることをお勧めいたします。

 

上記症状のあるかた、およびご心配な方は まずは耳鼻咽喉科に受診して検査を受けましょう。

受診していただいたら、耳鼻咽喉科医が鼻・のどに病気がないかチェックし、問題がなければ検査へと進んでいきます。検査の内容は、まずは夜間ご自宅で就寝中に簡単な機械をつけていただき、その間の酸素の状態などを計測させていただくものとなります。当院でも行うことができる検査です。検査は保険診療となります。

 

治療の内容は重症度により異なります。軽症であれば生活習慣の改善やマウスピースなどがあげられます。重症の場合には、就寝中に鼻にマスクを装着しそこから空気を送り込む機械(CPAP 持続陽圧呼吸療法)を装着する治療が必要となることもあります。CPAPの治療が必要となった場合当院にてもその管理をさせていただくこともできます。

まずはお気軽にご相談ください。

 

吸入器について

2018年6月22日
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梅雨の季節は天気や気圧の変化で喘息発作がでやすい季節です。

気管支喘息の診断を受けている、季節の変わり目や風邪に伴い咳が長引きやすい、ゼーゼーという喘鳴はないが、乾いた咳が発作的にでる咳喘息、このような症状の方は吸入が必要になることがあります。

喘息の吸入治療は発作時の気管支拡張剤の吸入、定期治療のステロイド薬の吸入があります。

小さなお子さんの場合、吸入器を使用して吸入治療を行います。

小児科では吸入器の購入についてご相談を受けることもあり、見本として当院でも新しく吸入器を購入しました。

気管支拡張剤の吸入の際に使用していきますので、ご希望があればお伝えください。

①オムロン コンプレッサー式ネブライザ NE-C803 約10,000円

②オムロン メッシュ式ネブライザ NE-U22 約25,000円

③オムロン コンプレッサー式ネブライザ NE-C28 約15,000円

①と③にはキャラクターアクセサリー(別売)を付けることもできます。

吸入液は内服薬と同様に処方箋により処方します。

喘息や吸入器についてお気軽にご相談ください。

小児科 加賀田

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