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睡眠時無呼吸症候群について

2018年6月29日
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日中眠気を感じる 夜間睡眠中にご家族にいびきや無呼吸を指摘される 起床時の爽快感の欠如 などの症状を感じられることはないですか?

 

原因として、お子様の場合には扁桃肥大が多いですが、成人の場合には肥満、鼻閉、飲酒・喫煙の影響、小顎などがあります。睡眠中に呼吸の通り道が狭くなるといびきをかき、さらに悪化し閉塞すると呼吸がとまってしまいます。

睡眠中のいびき、無呼吸にともない睡眠の質がおちると眠気、疲労、自律神経障害などをもたらします。

 

症状を伴い、検査にて睡眠1時間あたりに無呼吸・低呼吸が5回以上の場合、睡眠時無呼吸症候群 と診断されます。

 

なお症状を伴わなくても 睡眠時1時間あたりの無呼吸・低呼吸が15回以上でも睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

 

 

睡眠時無呼吸症候群は、いびきや無呼吸、日中の眠気といった症状だけでなく、高血圧、高脂血症、糖尿病 および 心筋梗塞や不整脈、脳梗塞 を合併しやすいことに注目しなければなりません。そのためたかがいびき と思わず、診察・検査をうけ必要に応じて 治療をされることをお勧めいたします。

 

上記症状のあるかた、およびご心配な方は まずは耳鼻咽喉科に受診して検査を受けましょう。

受診していただいたら、耳鼻咽喉科医が鼻・のどに病気がないかチェックし、問題がなければ検査へと進んでいきます。検査の内容は、まずは夜間ご自宅で就寝中に簡単な機械をつけていただき、その間の酸素の状態などを計測させていただくものとなります。当院でも行うことができる検査です。検査は保険診療となります。

 

治療の内容は重症度により異なります。軽症であれば生活習慣の改善やマウスピースなどがあげられます。重症の場合には、就寝中に鼻にマスクを装着しそこから空気を送り込む機械(CPAP 持続陽圧呼吸療法)を装着する治療が必要となることもあります。CPAPの治療が必要となった場合当院にてもその管理をさせていただくこともできます。

まずはお気軽にご相談ください。

 

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