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蜂アレルギーが御心配な方へ

2022年7月13日
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当院ではミツバチ、スズメバチの3種類のハチと体全体のアレルギーの活動の値を示す総IgEを測定します。

 

ハチ刺されアレルギー症状は、1回目より2回目以降に強く出ることが多いため、

以前にハチに刺されたことがあるかもお伺いしております。

 

また総IgEが高い方は、ハチに対するアレルギーの抗体がなくても、アレルギー体質と

考えております。

 

ハチに刺された場合、ハチ毒にアレルギーがなければ、

刺された箇所に軽いかゆみ、痛み、腫れなどが起こり、数日程度で消えてゆきます。

 

しかしハチ毒にアレルギーがあると、刺された人の約10%から20%が、

全身のじんましんなどの皮膚症状や嘔吐、呼吸困難などの

アナフィラキシーを引き起こすことがあるといわれています。

 

また数%の方は、意識障害や急な血圧低下によるアナフィラキシーショックが起こるとされております。

 

陽性が出た方に関しては、救命用のエピペン(アナフィラキシー時に打つ注射薬)

を常時持つかどうかのご相談を総合病院にお願いしておりますので、ご相談下さい。

 

以前にハチに刺されたことがあっても、時間の経過とともに陽性反応が出ないこともあります。

体調悪化や皮膚症状などアレルギー症状が出たときは、病院に受診してください。

アナフィラキシーの症状が出た時には迷わず救急車を呼んで処置をしてもらってください。

 

                                          文責 港みみ・はな・のどクリニック 荒木幸絵

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