ドクターズブログドクターズブログ

ブログ記事一覧

 

 

おたふくかぜというと耳の下がパンパンに腫れて、熱が出て、幼少期に皆がかかる病気と思われる方も多いと思います。

今、日本小児科学会はおたふくかぜの予防のために2回(通常1歳と年長)のワクチン接種を勧めています。

今でも感染しあえばより強い免疫ができると思い、意図的に感染させようとする方がおみえになりますが、それはおすすめできません。

おたふくかぜの合併症として、髄膜炎、精巣炎がよく知られていますが、成長した後に気が付かれる原因不明の難聴は、おたふくかぜにかかったことが原因のこともあります。

日本耳鼻咽喉科学会では、おたふくによる難聴の調査を行い、2015~2016年の2年間に300人以上の発症の調査結果を報告しています。

 

 

今回の調査では、学童のお子さんだけでなく、20代から30代の子育て世代の方の発症も多く、お子さんからの感染と考えられています。

片側だけでなく、両側の難聴になる方、平衡機能障害も一緒に起こる方もみえ、また難聴の程度は治療したにも関わらず、高度な後遺症が残ることも多いです。

おたふくかぜにかかった前後に、めまい、嘔吐、吐き気を伴う場合は、おたふくによる難聴の可能性も考えて、耳の状態について診察を受けましょう。

また片側の難聴では、日常生活に支障がないため、お子さんでは難聴に気が付かれずに経過することもあります。

予防できる病気ですので、水痘同様に積極的な接種を勧めています。

当院では自費で2回目の接種を行っていますので、ご希望の方はお尋ねください。

 

文責 耳鼻咽喉科 荒木

 

前庭神経炎について

2018年8月4日

  

めまいの原因の一つに前庭神経炎があるころはご存知ですか??

 

風邪などをきっかけに(原因不明なこともつづき、その後も場合によってはふらつき続くこともあります)

吐き気、嘔吐も伴い症状も1~3日程度続き、その後も場合によってはふらつくが続くこともあります。

治療は基本的には症状を軽減する対処療法として内服、症状の強い場合には点滴等になります。

脳卒中や張力悪化を伴うメニエール病などと鑑別も必要な病気であります。そのため診断をつけるために聴力検査や眼振検査が必要となります。

 

めまい症状が出現し、言葉が出ない、物が二重に見える、手足が動かないなどの症状がない場合には正確な診断および治療につなげるため、まずは耳鼻咽喉科の受診されることをお勧めいたします。

夜中の急な耳の痛み

2018年6月29日

 

夜中の急な耳の痛み

 

 

 

お風邪の前後にお子さんが急に耳が痛いと言い出したら・・・

 

前後に鼻水を伴う症状があったり、発熱、不機嫌などの症状があったら

 

急性中耳炎の可能性があります。

 

痛みは夜中に悪化することも多く、親御さんは心配になり救急外来に受診されることも多いです。

 

 

しかし夜中に耳鼻咽喉科医の診察が受けられる病院は残念ながら

 

少なく、鎮痛剤にて帰宅、翌日受診になることも多いです。

 

自宅に以前処方された解熱剤が残っていたら、使用して経過をみることも

 

良いかと思います。ただし、量や期限はご確認ください。

 

翌日は必ず、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

 

痛みが引くと、鼓膜の状態を診なければ判断がつかないことも多く、

 

滲出性中耳炎に移行することもあります。

 

途中から自覚症状はなくなり、大人であれば耳が塞がった感じが残るの

 

ですが、お子さんは訴えなくなります。

 

また一度診断されたら、しっかりと治ったことを確認してもらうまで

 

通院することをお勧めします。

 

 

 

おうちの方が救急事態と判断したら・・・

 

日曜、祝日、年末年始は名古屋市医師会急病センターで耳鼻咽喉科医の当番医が

 

診察を行っております。

 

私も年に数回出務しており、名古屋市内の耳鼻咽喉科医

 

が輪番で診察をしております。下記をご参照ください。

 

http://ishikai.nagoya/kyubyo/

 

 

 

文責:荒木幸絵

 

 

 

子供の夜泣きの漢方治療

 

夜泣きで困ったり、赤ちゃんの疳が強くて、悩んでしまったり・・・

と日々悩んでみえるお母さんも多いと思います。

産後や育児中は孤軍奮闘で、疲れも溜まって、お互いイライラしてしまうことも

多いですよね。

またお母さんは、めまい、ふらつき、肩こり、頭痛などの症状や

お子さんから風邪をもらいやすく、体調を崩しやすい時期です。

当院では、漢方治療も積極的に取り入れています。

お子さんには、抑肝散や甘麦大そう贈湯、お母さんは体質に合わせてお子さんと同じ漢方を同時に服用していただいたり、加味逍遙散、当帰芍薬散など血の道を整える作用のある漢方を処方しています。

育児中は、この状態がずっと続くのではと思ってしまいますが、時が解決しますので、

いつでもご相談くださいね。

 

文責:荒木幸絵

 

 

日中眠気を感じる 夜間睡眠中にご家族にいびきや無呼吸を指摘される 起床時の爽快感の欠如 などの症状を感じられることはないですか?

 

原因として、お子様の場合には扁桃肥大が多いですが、成人の場合には肥満、鼻閉、飲酒・喫煙の影響、小顎などがあります。睡眠中に呼吸の通り道が狭くなるといびきをかき、さらに悪化し閉塞すると呼吸がとまってしまいます。

睡眠中のいびき、無呼吸にともない睡眠の質がおちると眠気、疲労、自律神経障害などをもたらします。

 

症状を伴い、検査にて睡眠1時間あたりに無呼吸・低呼吸が5回以上の場合、睡眠時無呼吸症候群 と診断されます。

 

なお症状を伴わなくても 睡眠時1時間あたりの無呼吸・低呼吸が15回以上でも睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

 

 

睡眠時無呼吸症候群は、いびきや無呼吸、日中の眠気といった症状だけでなく、高血圧、高脂血症、糖尿病 および 心筋梗塞や不整脈、脳梗塞 を合併しやすいことに注目しなければなりません。そのためたかがいびき と思わず、診察・検査をうけ必要に応じて 治療をされることをお勧めいたします。

 

上記症状のあるかた、およびご心配な方は まずは耳鼻咽喉科に受診して検査を受けましょう。

受診していただいたら、耳鼻咽喉科医が鼻・のどに病気がないかチェックし、問題がなければ検査へと進んでいきます。検査の内容は、まずは夜間ご自宅で就寝中に簡単な機械をつけていただき、その間の酸素の状態などを計測させていただくものとなります。当院でも行うことができる検査です。検査は保険診療となります。

 

治療の内容は重症度により異なります。軽症であれば生活習慣の改善やマウスピースなどがあげられます。重症の場合には、就寝中に鼻にマスクを装着しそこから空気を送り込む機械(CPAP 持続陽圧呼吸療法)を装着する治療が必要となることもあります。CPAPの治療が必要となった場合当院にてもその管理をさせていただくこともできます。

まずはお気軽にご相談ください。

 

ページトップに戻る

DoctorsブログSTAFFブログ