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 妊婦がインフルエンザにかかると重症化しやすいことが知られています。

国立感染症研究所は、妊婦にインフルエンザワクチンを接種した場合に母体に特別な副反応の報告はなく、胎児に異常が出る確率が高くなるというデータもない、と報告しています。また、インフルエンザワクチンを妊娠後期に接種した妊婦のお子さんは接種していない妊婦のお子さんに比べて生後6か月までインフルエンザにかかりにくいという報告もあり、妊婦へのインフルエンザワクチン接種は妊婦と生まれてくる赤ちゃんの2人に利益がある可能性があります。

 

 以上のことから、当院では産科でインフルエンザワクチン接種を許可された妊婦さんには、妊娠全期間のいつでもインフルエンザワクチン接種を行っています。

 

 また、授乳婦にインフルエンザワクチンを接種しても乳児に悪影響はありませんので、ご希望の授乳婦の方にインフルエンザワクチン接種を行っています。

 

インフルエンザワクチン接種をご希望の妊婦さん、授乳婦さんは、当院受付かWEBでご予約ください。 

 

参考:産婦人科診療ガイドラインー産科編 2014           

安藤

 

インフルエンザワクチンは生後6か月から接種することができます。

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールにも生後6か月からの接種が明記されています。

 

ではなぜ1歳未満のお子さんのインフルエンザワクチンを接種しない病院があるのでしょうか。それは1歳未満の子にインフルエンザワクチンを2回予防接種したとしても、大きいお子さんに比べてワクチンの効果が低いことが知られているからです(もちろん全く効果がないわけではありません)。

 

一方、インフルエンザワクチンは乳幼児(6か月〜6歳)の重症化予防に有効という報告があったり、1歳未満でインフルエンザワクチンを接種しておくと次の年にインフルエンザワクチンを打ったときに予防接種の効果が高まる可能性もあると言われています(1年前のインフルエンザワクチンによる免疫が呼び覚まされるため)。

 

当院では1歳未満のお子さんのインフルエンザワクチンについてご相談を受けた際は「保育園など集団生活に入っている子、インフルエンザ流後期に大勢の人に接触する機会が避けられないなど感染のリスクが高い子、そうでなくても安全いきたいとお考えなら接種をおすすめします」とお話しています。

 

いずれにせよ、1歳未満のお子さんのインフルエンザ予防には同居する家族がインフルエンザにかからないことが大切です。家族のみなさんが予防接種をしたり流行期に出歩かない、など気をつけて、赤ちゃんに移さないことが重要です。

 

参考:予防接種Q&A 小児内科2013 vol45増刊号(p537-538) 

   厚生労働省 インフルエンザQ&A

安藤

舌下免疫療法

2017年9月15日

毎年毎年スギ花粉症に悩まされている方、本当につらいですよね。

 

最近は、薬局でアレグラ、アレジオン、クラリチンなどの病院と同じお薬が購入でき、花粉症で混みあっているクリニックに行かなくても済んでいる方もみえると思います。

当院でも患者様のライフスタイルや体質に合ったお薬や漢方の治療、生活指導などを

行っておりましたが、2014年から新しい治療が始まりましたので、お知らせしたいと思います。当院でもスギの舌下免疫療法を多数の方が行ってみえます。

 

お勧めしたい方

1、12歳以上65歳未満

2、症状が重く、飲み薬や点鼻薬を正しく処方しても症状が軽くならない方

3、部活や受験などでお薬を減らしたい方

4、将来の妊娠、授乳でお薬を減らしたい方

 

舌下免疫療法については

詳しくは鳥居薬品さんのホームページに記載されております。

 

スギの花粉のエキスを3年から5年続けて服用しますので、根気のいる治療ですが、今度長い間のことを考えると是非行って頂きたいと考えています。

持病によっては適応にならない方もみえますので、詳しくはお尋ねください。

 

つらい時期が少しでも楽になるとよいですね。ご興味がある方はお尋ねくださいね。

http://www.torii-alg.jp/

荒木

離乳食を始めるころになると赤ちゃんの食物アレルギーが心配ですよね。

離乳食を始める前までに湿疹がよくできていた赤ちゃんなら『アレルギー体質なのでは?』となおさら心配になってしまいます。そのため、卵を食べ始める時期が遅くなってしまうことがあります。

でも最近、湿疹がある赤ちゃんほど卵を食べさせる時期を遅らせると卵アレルギーを発症するリスクが高まることが分かってきました。

国立成育医療センターで実施された研究では、アトピー性皮膚炎と診断された赤ちゃんのうち、生後6か月から極少量の卵を食べた場合、完全に卵を除去した場合に比べて1歳の時点で卵アレルギーの発症が8割も減ったと報告されています。

現在では、湿疹がある赤ちゃんは保湿を含むスキンケアやステロイド外用剤などによって肌をきれいに保ちつつ、医師の管理のもと生後6か月から極少量の卵を接種することを推奨する説もあります。

食べ物は、食べる=腸から摂取するとアレルギーを起こしにくくなり、荒れた皮膚から侵入するとアレルギーを起こしやすくなる(家のほこりなどにも食べ物の成分は含まれています)ことが知られていますので、皮膚をきれいにして症状が出ない程度に食べておくことが大切なのですね。

安藤

 

おねしょはお子さんではよくあることです。

でも、ある程度年齢が大きくなったのにおねしょが続くと、お子さん自身も恥ずかしいと感じて自信を無くしてしまいますし、ご両親も心配になってしまいますね。

 

おねしょは、①夜寝ている間につくられるおしっこの量が多い、あるいは②夜寝ている間におしっこをためておくための膀胱容量が小さいことが原因で起こります。

 

5歳を超えても月に1回以上のおねしょが3か月以上続くときは、『夜尿症(やにょうしょう)』という診断で治療が必要なことがあります。『夜尿症』は5歳で5人に1人、10歳で20人に1人ぐらいですので、めずらしいことではありません。とくに治療をせずに自然に治る時期は、女の子では10〜11歳、男の子では12〜14歳くらいが多いです。夜尿症が何もせずに1年後に治っている確率は15%くらいで、治療をすることで2〜3倍治りやすくなるといわれています。

 

治療を行うにはお子さんのやる気、ご家族の協力が必要です。

治療はまず生活習慣の改善から始めます。これだけで2〜3割のお子さんがおねしょをしなくなるといわれるほど生活習慣の改善は大切です。またお子さんのおねしょに対するご両親の心構えは「起こさず、怒らず、焦らず、比べず」です。

ある程度の期間生活習慣の改善をしてもおねしょが良くならないときは、必要に応じてアラーム療法や薬物療法を検討します(2016年に新しい夜尿症のガイドラインができましたので、当院ではそれに従って治療をすすめていきますね)。

 

おねしょがない気持ちのよい朝で1日をスタートすることは、お子さんが毎日を楽しく過ごすためにとても大切なことだと思います。

おねしょでお悩みでしたら一度ご相談に来てください。

安藤

 

 

 

 

 

 

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